第４回　不動産登記記録の閲覧

　登記記録（登記簿）は、法務局で誰でも閲覧することができます。閲覧するのに資格は何もいりません。よく出題されますから覚えておいてください。また、「見る」ということを「閲覧」といいますが、通常２級FP技能士試験においてもこのように表現されますから表現にも慣れておいてくださいね。


ところで、現在、どのような業界でもIT化がすすんでます。この傾向は、法務局でも同じです。このため、昔の呼び名と今の呼び名は、若干異なっています。


以前の登記簿の閲覧は、登記事項要約書、


以前の登記簿謄本・抄本は、登記事項証明書


といいます。謄本とは、登記簿の全部コピーのこと、抄本とは、一部コピーのことです。登記事項要約書と登記事項証明書、これは、「似たものの違い」ですよね？どちらが、閲覧で、どちらが謄本のなのかわかるようにしておいてくださいね。


では、最後にもう一点。


登記記録の閲覧申請等をおこなう場合に記載する地番や家屋番号は、一般の住居表示とは異なります。


つまり、あなたのいつも使用している住所で登記簿を申請してもあなたの住所の登記簿がもらえるかどうかわかりません。土地や家屋番号ごとに登記所が定めた番号の申請が必要となるからです。


以上　登記の重要ポイントはここまでです。これだけでは、ちょっとたりませんけど、まずはこの辺からしっかり頭にいれておきましょうね。